早稲田実業学校中等部の偏差値と評判 日本有数の有名大学を見据える英才教育【中学受験】

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早稲田実業学校中等部はその名のとおり、有名私立大学の1つである早稲田大学の係属中学校になります。

卒業生の多くは付属高校への進学を経て、推薦で早稲田大学へ進学するため、大学への進学を見据えて志望する人がほとんどです。

また、学業だけでなく部活動にも力を入れていて、大半の部活が高等部の生徒と合同で行われており、運動系・文化系ともに高い実績を残しています。

そんな早稲田実業学校中等部について解説しますので参考にして下さい。

早稲田実業学校中等部の特徴

早稲田実業学校中等部は、東京都国分寺市本町にある小学部から大学までの一貫教育を実施している私立中学校になります。

男女共学ですが、人数比は男子が女子の約2倍となっています。

早稲田大学の係属校の1つで、大学と連携したキャリア教育が実施されている他、英語教育をはじめとするグローバル教育に力を入れるなど、充実したカリキュラムが組まれています。

校呈には社会へ貢献する人格を目指す「去華就実」を、校訓には他者・自分・事物を敬う「三敬主義」がそれぞれ掲げられ、高い学力と強い精神力を得ることを教育方針としています。

授業では、特に主要5教科の授業時数が多く設けられ、生徒1人1人の興味関心と研究への意欲を大切にしています。

また、部活動にも力を入れていて、文武両道を実践していることも特徴の1つです。

早稲田実業学校中等部の基本情報

早稲田実業学校中等部の基本情報は以下になります。

学期2学期制
登校時間8:30
完全下校時間19:00
土曜授業あり
制服あり

その他、1学年約160名、6クラスで構成されています。

交通アクセス

JR線が通っており、アクセスはとても良いです。

JR中央線・西武線「国分寺駅」より徒歩7分

時間帯によっては朝の通勤ラッシュに注意が必要です。

早稲田実業学校中等部の偏差値

早稲田実業学校中等部の偏差値は、私立中学校の中では高く

80偏差値65(66)
60偏差値63(64)
40偏差値61(62)

※( )内は女子の偏差値です。

80偏差値、60偏差値、40偏差値という数字はそれぞれ、合格基準偏差値(%)を意味します。

この数値は合格を保証するものではないので、あくまで目安として下さい。

早稲田実業学校中等部の偏差値は高く、特に女子は偏差値が高くなっています。

早稲田実業学校中等部の倍率

早稲田実業学校中等部の過去の倍率を紹介します。

年度20172018
定員85(40)85(40)
出願者344(195)372(211)
受験者322(186)354(204)
合格者103(53)102(58)
倍率(実際の倍率)3.2(3.5)3.5(3.5)

※( )内は女子のデータです。

早稲田実業学校中等部の2020年度における倍率ですが、男子は募集人員85人に対して、出願者数は前年比78人増の450人。

倍率は4.06倍となっているようです。

一方、女子は募集人員40人に対して、出願者数は前年比39人増の250人。

倍率は4.09倍となっているようです。

男女ともに受験者数・倍率ともに大幅に増加しています。

早稲田実業学校中等部の評判

早稲田実業学校中等部の評判はよく、真面目で直向きな生徒が集まっている印象を受けます。

いじめはほとんど無いようで、もめ事にも学校が早期に対応しているようです。

ほとんどの人は付属高校へ進学しますが、一定の成績を満たさないと落第するため、塾へ通っている人もいるようです。

特に、医学部志望の生徒は塾に通っている割合が高いです。

一方、補習授業などのフォローは充実していないという声も見受けられます。

早稲田実業学校中等部の生徒は、学問だけでなく部活動にも熱心に取り組んでいる生徒が多いです。

運動部・文化部ともに全国大会レベルの成績を残している部活が多く、生徒が主体的に活動しています。

早稲田実業学校中等部の進学実績

ほとんどの生徒が付属高校へ進学し、そのまま早稲田大学へ進学します。

中には、外部の学校へ進学する人もいるようですが、かなり少数派のようです。

進路先人数
早稲田大学(推薦)383
早稲田大学(受験)0
早稲田大学以外7
その他4
卒業生総数394

推薦入学の状況は以下になります。

学部人数
政治経済学部65
法学部33
文化構想学部30
文学部15
教育学部46
商学部55
基幹理工学部26
創造理工学部24
先進理工学部20
社会科学部50
人間科学部7
スポーツ科学部3
国際教養学部9
合計383

他大学の進学状況。

大学名合格者
千葉大学1
信州大学1
東北大学1
産業医科大学1
金沢医科大学1
ロンドン大学
キングス・カレッジ
1

早稲田実業学校中等部の受験対策

早稲田実業学校中等部は、早稲田大学に進学できる可能性が非常に高いということもあり、倍率も高く、受験対策を十分に行わなければ合格難しいです。

筆記試験の構成は、国語・算数・理科・社会の4教科になります。

国語は、小説文・論説文・知識問題の3題構成になっており、特に難易度が高いのは小説の読解問題です。

近年、出題傾向が変わりつつあり、記号選択よりも空欄補充や記述式の問題の割合が増えているようです。

知識問題の難易度は比較的簡単なので、落とさずに正解できるよう対策しておきましょう。

算数は、計算問題は標準~やや難レベルであるのに対し、図形問題が比較的難易度が高いようです。

後半の図形問題で多めに時間を使えるよう、時間配分を意識することも大切です。

図形問題は、自分で図形を書いて思考できるように練習しておく必要があります。

理科は、化学・物理・生物・地学が偏りなく出題されています。

難易度が高く受験者平均点も低いようですが、標準レベルの問題をいかに落とさず取れるかが鍵となります。

図表の読み取り問題も出題されているため、正確に読み取って応用する力が求められます。

社会は、地理・歴史・公民(時事問題含む)が偏りなく出題されるため、全分野の対策をしっかりと行っておく必要があります。

特に、地理は難易度が高く、基礎知識に加えて多角的な視点で考える応用力が求められます。

基礎知識に加え、リード文を正しく読み取り活用する力、図表を読み解く力など、様々な力を付けておく必要があります。

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