勉強ができる子どもの10の特徴 母親の習慣や子供部屋の工夫も全て紹介

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学校に入ってテストで良い成績が取れる子供は、実は幼少期から勉強ができる片鱗が現れているようです。

幼稚園、保育園の先生たちも普段の子供たちの行動や様子からなんとなく

「この子は学校に行ったら勉強ができるだろうな!」と分かってしまうのだとか。

今回は、勉強ができる子供に現れる幼少期の特徴についてご紹介していきます。

勉強ができる子は幼児期から違う?

良く言われることに、勉強ができる子は幼児期から頭が良いと言う説があります。

確かに頭の良い、いわゆる高学歴の人たちを見ていると幼児期から突出しているものがあります。

ただ勘違いしてほしくない大事なことに、「子供の成長は環境で大きく変わる」ことがあります。

天才と呼ばれる人たちだって、子供のころから勉強ができたわけではありません。

もちろん幼児期から頭が良い子供もいますが、それは稀なケースです。

では勉強ができる子供は、どんな幼児期を過ごしているのでしょうか。

実際に勉強ができる子供たちの親に、子育てをしたときにこれが良かったという体験談を聞いてみました。

それをまとめると、大きく10個の特徴がありました。

勉強ができる子供の10の特徴

それでは勉強ができる子供の10の特徴を紹介します。

補足として伝えておくと、成長度合いには個人差があるので、この特徴に当てはまらないから勉強ができないわけではありません。

あくまで勉強ができる子供の特徴として、このようなものが多いと言う一般論になります。

無理にこの特徴に当てはめる必要はなく、参考程度に視て下さい。

表情が豊か

勉強ができる子供は、「いい顔」をしています。

みんながみんな、顔立ちが整っているということではなくて、楽しい時には弾けるような満面の笑顔を見せてくれるのです。

子供の表情が豊かであることと、学力が高いことが何故関係してくるかというと、表情が豊かな事は、脳への刺激があること、心が安定していることの証拠だからです。

幼少期の子供の脳は、まだ未発達で、たくさんの刺激を受けることで脳の機能がこれからまだまだ発達していきます。

家庭や幼稚園、保育園などで泣いたり、笑ったり、驚いたり、たくさん感情を動かすほど、脳に刺激が伝わり、脳の様々な領域が鍛えられるというわけです。

また、子供が生き生きとした表情をしているのは、家庭が居心地が良く、親の愛情がたっぷりと伝わっている証拠です。

そんな温かな環境の中で育った子供は、新しいものと出会った時にどんどん吸収できるのです。

逆言うと、表情が乏しい子供は脳への良い刺激が少ないので、理解する力や、考える力が伸び悩んでしまう傾向があります。

親が子育てで気にすることとして、子供をのびのびと育てることを意識してみましょう。

親との信頼関係も深まるので、コミュニケーションをしっかりと取って子育てをして下さい。

文字や数に早くから興味を示す

小学生、中学生になってテストで抜群に良い点数を取れる子や、難関高校、難関大学に進学できるくらい賢い子供たちは、幼少期の早い段階で文字や数に興味を示した人が多いのです。

よく子供のお喋りが遅いことで悩む親御さんがいらっしゃいますが、お喋りのスピードはあまり気にしなくても良いでしょう。

発達遅延でお喋りが遅い場合もありますが、頭の良い子供の中には、言葉を理解していても、自分の丁度良いタイミングになるまで言葉を喋らない子供もいます。

しかし、賢い子供たちは、喋れなくても本を指先して、お母さんに読み聞かせをおねだりしたり、教えていないのに文字を指でなぞったり、数の概念を理解しているような行動を見せることが多いのです。

子供を優秀にしたいからといって、小学校に入る前に熱心に漢字や計算を子供に教える親御さんもいらっしゃいますが、勉強がよくできる子供は、幼少期に教え込まれなくても、平仮名や片仮名、漢字、計算が自然に出来てしまっていたというケースが多くみられます。

将来的にプログラミング能力なども、勉強ができる子供になれるので積極的に取り組んでください。

勘が鋭い子供は頭が良い

頭の良い子供は、多くの子供に比べて、両親や先生たちなど大人から怒られる機会が少ない傾向があります。

子供ですから、真の善悪を判断することが難しく、失敗して怒られてことを繰り返して学習していくのですが、頭の良い子供は特に勘が鋭いので、良いであろう事と悪いであろう事が何となく勘で分かってしまうのです。

子供ながらに、先を読む力に長けていて、

「今動いたら、物にぶつかるから危ない」

「今は先生が喋っているから自分が喋ったらダメ」

と物事の流れが分かっているので、大人から注意されることが少ないのです。

この能力は、小学校入学以降の勉強にもとても役立ちます。

普通の子供なら、先生から教えてもらわないと新しい単元の勉強は理解できないものですが、勘が鋭く賢い子供たちは、まだ教えてもらっていない新しい問題と出会った時にも、何となく正解の方向が理解できるので、正しい答えを導きやすくなるのです。

ずる賢いと言われる子供も、勘が良いので一概に良いこととは言えませんが、それも社会を生き抜くなかで重要なことになります。

勘の鋭さを鍛えるには、注意力を鍛える必要があります。

子供の注意力を鍛えるには、色々なことを学ばせるのが一番です。

本を読む習慣がついている

勉強ができる子供に共通している事は、幼少期にたくさんの本を読んで育ったということです。

毎日のようにお母さんから本を読み聞かせてもらったことによって、自然と言葉のセンスが培われます。

すると学校に上がる頃には、他の子供たちと比べてたくさんの語彙を持ち、言葉を豊かに使いこなせるようになっているのです。

学校のテストでは、国語だけでなく、算数も、理科も、社会でも必ず日本語が使われるので、幼少期の絵本で養われた語彙や読解力があれば、大抵の問題はスラスラ解けてしまいます。

よく考えれば分かる問題で引っかかってケアレスミスを連発してしまう子供は、読解力が足りたくて問題の意味をしっかりと把握できていないことがあるのです。

勉強がよくできる子供たちの家庭にはたくさんの本が本棚に並び、ちょっと時間ができると本に手を伸ばして読書をしやすい環境が整えられているのです。

読書をすると勉強ができる子供になると言われるのは、真実として当てはまる事例ですね。

好奇心旺盛

勉強の根本には、「知りたい!」という好奇心があります。

もともと頭が良く、さらに学年が上がっても良い成績を取り続けられる子供たちは、親に言われて嫌々勉強している人はほとんどいません。

小さい頃から、初めてのもの、分からないものに出会うと目をキラキラと輝かせて観察を始めたり、

「これは何?」

「これはどうやるの?」

「ねぇ、どうしてこうなるの?」

と、質問攻めをして両親を困らせるのも、全ては子供の中に生まれた好奇心を満たすための行動なのです。

このような好奇心旺盛な子供たちは、「知りたい気持ち」が学校に入学すると出会う勉強に向けられ、自発的に勉強するようになります。

何気ない日常生活の中にも、たくさんの不思議なことや、楽しいことを見つけ出せる子供は、学校生活の中でも必ず素敵な発見ができますし、親が考えもしない素晴らしいアイディアを考え出せる子供へと成長するのです。

理解力が凄まじく1教えれば10できる

保育園、幼稚園の先生方が自分の教える子供たちの様子を見ていて、

「この子は学校に上がったらきっと勉強ができるに違いない!」

と感じた子供の多くが、卒園後に風の噂で聞くと、よく勉強ができて、学年トップの成績をとっていたり、難関高校や難関大学に進んでいるのだそうです。

先生方は、まだ幼い子供たちの何を見てそう直感しているのかというと、園での生活のちょっとしたことで子供の賢さが垣間見える瞬間が幾度となくあるのだとか。

例えば、園児が初めて使うであろう道具の使い方を少し教えただけで完璧に使いこなせてしまったり、物事の規則性を見つけ出して、先生から教えられなくても正しいやり方でできてしまう1を聞いて10を知るタイプの子供は、学業成績が良い傾向にあるのです。

遊んでいながらも、日ごろから周囲を観察していたり、考えながら遊ぶことが身についているため、ちょっとのヒントさえ与えてもらえれば正解に辿り着くことができるのでしょう。

外で体を動かして遊んでいる

勉強ができる子供は幼少期から机に向かって勉強していたんでしょう?

と、思っている人もいるかもしれませんが、それは誤解です。

頭の良い子供ほど幼少期にはたくさん遊んでいるのです。

本気で遊びに取り組んだ体験があったからこそ、学校に入って勉強にも本気が出せるのです。

特に幼少期に公園や外でたくさん遊んでいる子供は、算数・数学が得意になる傾向があります。

外に出れば、石ころや、坂道などの立体的な障害物を乗り越えて歩かなければいけませんし、公園の遊具で遊んでいる中で、平衡感覚や立体感などを体が覚え、空間認知能力が高まるのです。

すると、算数や数学で出題される図形の問題ではイメージが湧きやすく、簡単に答えを導きやすくなります。

幼少期に1番大切なのは、学校の勉強を必死に先取りすることよりも、体を動かして目一杯遊ぶことだったのです。

手先を動かす遊びが好き

幼少期に体を動かす事と並行して手先を動かす遊びをしてきた子供はさらに脳が鍛えられ、学校に入学してから良い成績を取ることができています。

指先にはたくさんの感覚神経があり、指を動かすほど脳への刺激が与えられ、脳の活性化に繋がるのです。

学校の勉強では、学習で覚えたことを記憶し、テストで発揮しなくてはいけませんし、時には解き方を自分で考えて答えを導き出さすことで好成績に繋がります。

指先を動かす遊びをしてきた子供たちは、遊びの中で思考力や記憶力を司る大脳が刺激されてきたので、学校の勉強が得意になるのです。

具体的には、折り紙や、工作、パズル、ピアノなどが手先を使った効果的な遊びです。

ピアノは、手先を使うことで脳に刺激が伝わるだけでなく、耳から音を聞くので聴覚も刺激され、知能が発達しやすくなるので、幼少期の子供の習い事にはとてもおすすめなのです。

天気の良い日には外に子供を連れ出して、体を使ってたくさん遊ばせ、天気の悪い日には家で折り紙や、パズルをして手先を使って遊ばせたり、ピアノに触れさせるなどすると子供の思考力や記憶力が高まり、勉強ができる子へと育つのです。

ノートの使い方が上手

勉強ができる子供は、ノートの使い方が凄く上手です。

これは綺麗にノートをとっている意味ではなく、ノートの使い方を効率的に行っていると言う意味です。

綺麗にノートをとることはとても良いことなのですが、勉強ができる子供のノートは決して綺麗なわけではありません。

ビッシリ計算を書いてあったり、何度も同じ単語を繰り返し書いていたりします。

これはノートを読み返すものとしてではなく、覚えるための用紙として捉えているからです。

塾などで指導していても、丁寧にノートにまとめている子供で、なかなか成績が上がらない子供もいます。(もちろん成績が良い子供もたくさんいます)

これはノートを綺麗に書くことに満足して、その後、見直したり内容をきちんと理解できていないからです。

ノートの使い方一つで、子供の勉強の進捗が変わります。

ノートの取り方については、東大家庭教師の 結果が出るノート術が参考になります。

書いたノートが理解できない・・・そんな悩みを一度は経験していると思います。

このノート術は、そういったノートが上手く使えていない子供の勉強に役立ちます。

親に読んでいただきたい本として紹介しますね。

親の教育もやっぱり大事

親の教育方針も、子供の勉強に大きく関わっていることを覚えておいてください。

勉強ができる子供を育てている家庭は、「子供のやる気を引き出す」ことがとても上手です。

子供はちょっとしたことで勉強が嫌いになります。

親の教育一つで、子供が勉強を好きになるか嫌いになるか分かれます。

勉強ができる子供を育てる親の習慣は、子どもの成績を「伸ばす親」と「伸ばせない親」の習慣 (アスカビジネス)も参考になりますよ!

勉強ができる子供は自発的に勉強すると言いますが、そのためには環境を整えて上げることが重要です。

あとコミュニケーションはしっかりと行うことが、自発的に行動する子供を育てるポイントになります。

勉強ができる子に育つお母さんの7つの習慣

勉強ができる子供の10個の特徴を紹介しました。

最後の親の教育方針は家庭によって違い、どれが正解と言うものはありません。

ただ勉強ができる子供のお母さんに共通する特徴があるので紹介しておきますね。

これも絶対ではないので、あくまで参考程度にして下さい。

規則正しい生活習慣が送れるように気を配っている

子供に規則正しい生活を送ること子育ての基本ですが、実際に規則正しい生活を毎日送ることができている家庭はどのくらいあるでしょうか?

特に母親も仕事を持っている共働きの家庭の場合には、母親が帰宅してから夕食の準備を始めるため、家族揃って夕食を食べるのが19:00や20:00にスタートするという家庭も多くなってきています。

その後にお風呂に入って、明日の支度をして親子の会話をして…。

となるとあっという間に22時が過ぎてしまいます。

しかし、忙しい中でも賢い子供を育てるお母さんは時間を上手にやりくりし、て子供に規則正しい生活を送らせることを分けています。

朝早く起きて、きちんと朝食を摂らせ、余裕を持って登校させること。

夕ご飯を食べたら、温かいお風呂に入れて子供の疲れをしっかり取ってあげて早めに休ませること。

完璧にすることは難しくても、意識をするだけで、少しずつ規則正しい生活に近づいていくはずです。

勉強は基本が大切なように、子育ても基本が大切です。

ポジティブな言葉をたくさんつかう

賢い子供を持つお母さんを見ていると、表情が明るく、いつもポジティブなエネルギーを感じます。

そして、日ごろの子供に対する言葉がけもポジティブで元気が出る言葉をたくさん使っています。

例えば、子供がテーブルに食べ物をこぼしてしまったとき、

「ダメでしょ!何やってるの?」

と怒るのではなく、

自分で拭けたことに対して、

「ちゃんと拭けたね!」

「拭いてくれてありがとう」

など、ポジティブな言葉をかけています。

日常の同じシチュエーションなのに、お母さんからの言葉がけが違うと子供の性格的な成長は大きく違ってくるのです。

お母さんからポジティブな言葉をたくさんかけられた子供たちは、自己肯定感が高まり、自分の力を信じて努力することができれば子供に育ちます。

反対にお母さんからいつも送られてきた子供たちは、自己肯定感が低くなってしまい、考え方がネガティブになります。

すると、何事にも無気力になってしまったり、

「どうせ自分なんて…。」

と頑張ることを初めから諦めてしまうのです。

学年が上がるにつれて、どんどん勉強内容が難しくなってきますから、難しい問題と出会ったとき、ポジティブな言葉をかけられてきた子供たちは、難しくても頑張って答えを見つけ出そうとするのです。

本物に触れさせる機会を与える

賢い子供を育てるお母さんがやっていること、それは「本物に触れさせる機会を与えること」です。

本や図鑑でたくさんの知識を頭にインプットすることももちろん良いことなのですが、本や図鑑で調べて子供が興味を持ったものを生で見るチャンスがあったら、もっと知りたいという意欲が湧いたり、記憶の深いところに定着してしっかりと知識が身に付いていくのです。

例えば子供が恐竜に興味を持ったら、夏休みに恐竜博物館に連れていったり、子供が昆虫に興味を持ったら昆虫採集に連れて行ったり、好きなアーティストがいたら、そのアーティストのライブに連れていったり、本物を見せる機会をきちんと与えてあげると、子供の好奇心や、豊かな心が育ちます。

本当に賢い子供とは、机に向かって勉強するだけではなく、体験として賢い学びを得ていくものなのです。

家族旅行も最高の体験学習となるでしょう。

乗り物を乗り継いで知らない土地に向かうことだって、時間やお金、地理的な学習になります。

家族が揃う休日は、是非外に出て本物と触れ合う機会を作りましょう。

本の読み聞かせをする

勉強ができる子供を育てた親の大多数が、子供が小さい頃に本を読み聞かせていたと語ります。

子供への本の読み聞かせは、子供の頭を良くすること、成績を上げることに繋がるメリットがたくさんあるのです。

本の読み聞かせは、子供の想像力や好奇心を養い、言語能力を発達させる効果があります。

就学してから本を読む習慣がないという子供たちは、幼少期に親からの読み聞かせをされていなかったケースが多く、読み聞かせで幼少期から本に慣れ親しんでいた子供は、成長すると自発的に本を読むようになります。

幼い頃より本の楽しさを知っているので、成長しても自然と読書向かえるのです。

成長するほど語彙が増え、読書のスキルも上がると、本を読むスピードも速くなります。

読み聞かせから読書の魅力を知った子供たちは、語彙や漢字、読解力など、自然と国語に必要な能力を身につけていくので、国語の成績が格段に良くなるというわけです。

きちんと読解ができるようになれば、国語以外にも数学、社会、理科、英語など、他の教科でも出題された問題の意図を汲み取ることができるので、得点率もアップします。

リビングを居心地の良い空間に保つ

勉強ができる子供を持つ母親に、

「どうしたらお子さんがそんなに賢くなるんですか?」

「何か子育てで特別なことをしているんですか?」

と、子育ての秘訣を聞いてみても返ってくる答えは、

「いいえ、うちは特別なことなんて何もしていませんよ!」

という返事が返ってきます。

彼女たちは、決して謙遜しているのでも、子供が賢くなる方法を教えたくないわけでもありません。

彼女たちはいたって当たり前に、家庭内を居心地良い空間にしているだけなのです。

学校から帰ってきて、家が明るく穏やかな場所だと、それだけで子供は疲れが癒えて、勉強にやる気が出ます。

頑張りすぎない程度にリビングを掃除して、部屋の配置も子供が過ごしやすいように机やソファーを並べて、子供を出迎えるときには母親が明るい笑顔でいることをいつも心がけているだけなのです。

子供の勉強の意欲を高めたかったら、家族が揃うリビングを心地良い空間にしておきましょう。

子供の成長するタイミングを見逃さない

子供を賢く育てる親は、しっかりと子供のことを観察しています。

それは何のためかというと、子供の成長するタイミングを見逃さないためです。

例えば、子供がお皿を終わってしまったとき、これを失敗と捉えるか、子供を成長させるタイミングと捉えるか、この違いができる子供を育てる母親とそうでない母親の分岐点となります。

グッドマザーは、お皿を割ってしまったことを正直に子供が話したことや、自分で片付けようとしたことをまずは褒め、お皿が割れた破片は危ないから一緒に片付けることを提案します。

そうすれば、子供はこの経験から、失敗したときにどうすれば良いかを学ぶのです。

ここでお皿終わったことを咎めてしまうと、以後失敗した時に、怒られないために必死に失敗を隠すことを学んでしまうのです。

思春期になって子供がよく嘘をつくと悩んでいる親御さんの多くが幼少期にこのような接し方をしてしたのです。

また、子供が

「これは何?これってどういう事?」

と聞いてきたとき、グッドマザーは、どんなに忙しくても手を止めて子供の話に耳を傾けます。

子供が知りたいと思ったタイミングで答えや考え方を教えることが、子供の好奇心を育てるからです。

家事の途中に子供から質問されて、

「あとでね。」

と言ってしまうのは最悪です。

母親の家事が落ち着いた頃には、特に子供の好奇心はそのことから逸れてしまっているので、後で教えても全く頭に入らないのです。

このように、勉強ができる子供を育てる母親は、良いことも、悪いことも、子供の成長するタイミングを見逃さずに育ててきた結果、学習意欲や知的能力の高い子供に成長させることができたのです。

母親自身が自分を高めようとしている

専業主婦であれば、働くお母さんに比べて子供との時間を持ちやすく、子供の学習をサポートすることが出来るので、やはり子育てには有利です。

しかし、子供をサポートする時間があるから、子供の成績が良いと思いきや、親が声をかけないと勉強に向かってくれなかったり、いまいち成績が上がらないというケースもあります。

反対に、仕事で忙しくしている親がでも、子供の学業成績が良い場合も多くあります。

ここで考えてもらいたいのが、母親の意識や姿勢です。

専業主婦であろうが、働く母であろうが、優秀な子供を育てる母親たちは、子どもを高めることと並行して、自分を高めることもしているのです。

口先だけで子どもに

「頑張りなさい」と言うのではなくて、自分自身も仕事頑張っている姿を子供に見せたり、仕事をしていなくても、資格の勉強をしている姿を見せたり、趣味の分野でスキルアップする姿を子どもに見せているのです。

自分を高めようとする母親の姿を見て子供は、努力することの素晴らしさ、頑張ることの大切さを学び、自分の勉強にも活かしていくいけるのでしょう。

子供部屋も勉強に関係する

子育て中の親御さんの多くが、学年トップまでは望まなくても、我が子にはそれなりに勉強ができる子供になって欲しいと願っているのではないでしょうか?

子供の学力の高さを決めるのは、以前半分、環境半分と言われています。

ということは、子供が勉強できる環境をしっかりと整えてあげれば子供の学力は上がっていくということなのです。

勉強ができる子の勉強部屋についてご紹介していきます。

小さいうちは親の目の届くところが1番

頭の良い子供、勉強のできる子供は、小さい頃からリビング学習をしていたなんて話を聞いたことはないでしょうか?

東大生を特集した教育雑誌などでも、子供の頃にリビング学習をしていた人の割合は非常に高く、やはりリビングを勉強部屋にするのは学力を上げるのに効果的なようです。

リビング学習をするメリットは実にたくさんあります。

小学校低学年くらいの子供は特に、親が見ていないと自発的に勉強することは難しいでしょう。

子供がしっかりと勉強しているかチェックできるという点でもリビングを勉強部屋にするのはおすすめです。

また、子供は親に見られているから頑張れるところもあるのです。

子供が勉強している姿を親が見てくれている、それだけで安心感が得られたり、勉強のモチベーションが上がります。

「勉強頑張ってるね!」と一声かけてあげるなどして、その頑張りを認めてあげるとさらに子供はやる気が出て子供の学力アップに繋がるのです。

とにかく導線を短くする

学校から帰ってきて、勉強部屋まで遠いと子供は勉強に取り掛かるまでに時間がかかってしまいます。

帰宅して、手を洗い、まずは小腹を満たそうとお菓子を食べて、ソファーに寝っ転がってしまったら、それが心地良くてなかなか立ち上がれないのは大人も一緒でしょう。

立派な勉強部屋を家の2階に作ってあげたとしても、子供がすんなり勉強部屋に向かわなければ何の意味もありません。

勉強部屋を作るのなら、帰ってきてすぐに宿題が出来るように、リビング兼勉強部屋にしたり、リビングのすぐ隣の部屋に子供部屋を作るなどして、導線を短くしてあげると面倒臭がらずに子供は意外とすんなり勉強をし始めるものなのです。

快適な勉強部屋の作りを考えるよりも先に、子供が最も勉強に向かいやすい場所に勉強部屋を設置することに重きを置くと、子供が勉強しない悩みを抱えずに済むでしょう。

身近なところに本棚が置かれている

勉強ができる子供の家にはたくさんの本があります。

小さな頃から両親に絵本を読み聞かせてもらったり、気になることは図鑑で調べるようにしたり、読書に慣れ親しんでいるので、勉強部屋にはたくさんの本があり、賢い子供の部屋にはそれらを収納する本棚が必ずあります。

しかし、図書館の本棚のように、ピシッと綺麗に本が並んでいるかと言えば、そんなことはありません。

本を読む頻度が高いので、読書好きで勉強ができる子供の部屋の本棚は割と雑然としているのです。

決して本を雑に扱っているわけでは無いのですが、定期的に新しい本を買ってはどんどん本棚の中身が入れ替わったり、思い出した頃に昔に読んだ本を引っ張り出したりしているうちに、整えた本は崩れてしまうのです。

雑然とした本棚は、よく本を読んでいることの証拠でもあります。

子供を勉強ができる子に育てたかったら、本を読む習慣を身につけさせましょう。

何も難しい本を読ませる必要はありません。

お子さんが読書の習慣がないという人は、
我が子が興味のありそうな分野の本を数冊選んで買っておいて、子供の目の付くところに置いておきましょう。

そうすればきっと、子供は自然と手を伸ばして本を広げて読むことでしょう。

子供前で親が本を読む姿を見せるのも効果的です。

子供が本を読むことの面白さに気がつき始めたら、親子で本屋巡りをして、面白そうな本をたくさん探してみましょう。

そして、自宅の本棚がお子さんの好きな本でいっぱいになった頃には、子供の語彙力や知識は読書をする習慣がつく前に比べて格段にアップしているはずです。

部屋が綺麗すぎても勉強意欲をうしなう

本棚同様に、勉強のできる子供の部屋はほどほどに物が散らかっていることが多いようです。

もちろん、足の踏み場がないほど部屋を散らかしたり、机の上が物で山積みの部屋では勉強の効率が下がってしまいますから、そんなに散らかしているわけはないのですが、壁には覚えていたいことが張り紙されていたり、モデルルームのようにオシャレなインテリアで固められているかといえば、そんなことはありません。

綺麗に片付けられた部屋は過ごしやすく気持ちが良いものですが、高価なインテリアや、真っ白の家具で揃えて完璧なコーディネートをされた部屋だと、「汚してはいけない」という心理が無意識に働いて、自分の部屋なのに思う存分使うこができないのだとか。

散らかりすぎた子供部屋や、掃除がされていない部屋は論外ですが、子供部屋を綺麗に使うことを厳しく要求すると、勉強したい欲求が湧きにくくなるという意外な盲点もあるのです。

子供の学力を高めたかったら、親が先回りしてなんでもしてあげることは、かえって子供の能力を潰してしまうことになります。

賢い子供の母親は、子供に管理能力を身に付けさせるために手を出し過ぎないことに気をつけて子育てをしています。

子供がパーフェクトに片付けができなかったとしても、そのことを責めたり、子供が学校に行っている間に完璧に掃除を済ませておくのではなく、ある程度の年齢になったら自分で片付けるように促すか、一緒に片づけながら、片付け方を教えるようにすると良いでしょう。

部屋の中に地図や地球儀がある

賢い子供の勉強部屋を想像すると、地球儀が置いてあるイメージがありませんか?

勉強のできる子供たちはやはり、部屋の壁に日本地図や世界地図を貼っていたり、机や棚の上に地球儀が置いてあります。

地図や地球儀が目につくところにいつもあれば、自然と地理に関する興味が湧いたり、知識が頭の中にスーッと入ってきて、社会が得意分野になるのです。

ただ身近に地図が置いてあるだけで、何度も何度も情報が目に飛び込んでくるので、
何となく日本列島の都道府県の位置や、世界地図が頭の中にインプットされ、いざ授業で習ったときに必死に勉強しなくても思い出せるというわけです。

部屋に地図があるおかげで、他の子供た地に比べて、頭1つ分リードしているのでしょう。

ちなみに、覚えた英単語や公式などを部屋の壁に貼る場合は、教科ごとに張り紙をするスペースを分けると、記憶に定着しやすくなり、成績アップに効果があります。

勉強中に視界に入るところにテレビやゲームを置かない

リビングとは別に子供部屋を作って子供に勉強させるとしたら、部屋にテレビやゲーム機は置いてはいけません。

大人でさえ、やらなくてはいけないことがあるときにテレビが視界に入ったら、誘惑に負けてテレビを見てしまうでしょう。

まして子供ですから自分の部屋にテレビがあったら宿題をやる前にテレビをつけてアニメを見始めてしまいます。

気がつくと帰宅してから1時間が経って、宿題は手付かずのまま…。

なんてことになってしまっても仕方がありません。

テレビを置くならリビングなど、子供だけの空間ではないところに置くようにしましょう。

ゲームやおもちゃなども、視界に入ってしまうと勉強モードよりも遊びモードに入ってしまうので、使ったらすぐ片付けるように習慣づけて、極力子供の視界に入らない場所に片付けてしまいましょう。

そうすれば、勉強するときはする、遊ぶ時は遊ぶというメリハリがつけやすくなります。

部屋のインテリアは勉強に集中しやすいカラーや素材を選ぶ

色には気持ちを落ち着かせたり、反対に気持ちを高ぶらせるような効果があります。

ですから、勉強に集中したいときには集中力の高まる色を選んで部屋を作るようにすると効果的です。

勉強のできる子の部屋はシンプルで落ち着きのある部屋がほとんどです。

彼らの部屋のインテリアによく使われている色といえば、青や緑といった落ち着きのある寒色系の色彩です。

青色は人の心を沈め、冷静にさせる効果があると言われています。

緑色は、気持ちをリラックスする効果があります。

赤色やピンク色等の暖色系の色は気持ちを高ぶらせる効果があるので、勉強部屋のインテリアにはお勧めできません。

子供が勉強する部屋のカーテンの色を青や緑にしておくと、集中して勉強に取り組むことができるでしょう。

また、木の素材でできた家具なども気持ちをリラックスさせる効果があるので勉強部屋に配置するには木でできた家具を置くのもお勧めです。

勉強ができる子供になるには環境を変えること

如何でしたか。

勉強ができる子供を育てるには、子供が勉強しやすい(勉強を好きになる)環境を作ってあげることが大事です。

「勉強」と聞くと、どうしても子供に無理強いさせてしまう親も多いですよね。

もちろん親の気持ちも理解できるのですが、強要して勉強をさせても勉強が嫌いになるだけです。

勉強を楽しめるように、親が工夫をするだけで子供の意欲は変わります。

今回紹介したものは、あくまで勉強ができる子供がやっている習慣の一例になります。

全て当てはまる必要はないので、心配しないでください。

一気に試すのではなく、一つ一つ試して、自分の子供に何が合うのかを探してみて下さい。

子育ては根気が必要なものです。

子供の将来を願った親の気持ちは、きっと子供が大人になった時に理解してもらえますよ。

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