- 中1の子供が勉強についていけない
- 成績を上げる勉強法を教えてほしい
- 中1の学習内容を効率よく復習したい
中1で習う内容は、中学の勉強の基礎となるのでしっかりと覚えることが重要になります。
「中学1年生ならまだ大丈夫でしょ?」と思う方も多いと思いますが、勉強は遅れるほど巻き返しが難しくなります。
中1の基礎ができていないと、中2や中3の学習内容を理解するのに苦戦をするからです。
中学の成績が悪いと心配する人ほど、まずは中1の勉強から見直してください。
中学生の勉強の基礎となる「中1」は、正しい勉強法さえできれば誰でも理解することができます。
この記事を読めば、中学1年生の1年間がどれほど大切なものなのかについてと、中学1年生の具体的な勉強法について理解することが出来ます。
中学1年生は早い段階で勉強法を確立すると有利
皆さんは小学生の時にテストがあるからという理由で大きく時間を使って勉強をしたことがありましたか?
おそらくほとんどの人は長時間の勉強をしたことがなかったでしょう。
しかし、中学校に入ってちょうど1か月と少し経過すると、1学期中間試験がやってきますよね。
経験がないので、勉強のやり方も分からないし、どのくらい勉強すればよいのかも分からないでしょう。
学校の周りのみんなが何をすればいいのか分からずに慌てている中で、早い段階で自分の勉強法を確立することが出来れば、大きな差をつけることが出来ます。
このような感情を持つことができれば、この先の中学校生活でもモチベーション高く勉強を続けていくことができるでしょう。
中学1年生の勉強方法と勉強時間
中1の勉強時間ってどのくらい必要と思う方もいるでしょう。
勉強時間が全てではありませんが、成績が良い生徒ほど勉強時間が多い傾向にあります。
一例にはなりますが、中1の理想的な勉強法と勉強時間について説明します。
普段の勉強
中学1年生の段階で普段から勉強する必要はあるのか疑問に思う人もいるでしょうが、間違いなく普段から勉強習慣を作っておくことが必要です。
その理由は、普段全く机に座り勉強していない子供がテスト週間に入ったらいきなり平日は4時間、休日はそれ以上の時間の勉強をすることに無理があるからです。
マラソンなどの体力とは別物ですが、勉強における体力を普段から育てておく必要があります。
具体的には、毎日1時間ほど勉強するのが理想です。
- その日に学んだ内容の復習:30分
- 日々の課題+テスト課題になる問題集を進める:30分
テスト課題になる問題集を普段からコツコツと進めていくことで、テスト週間に入る日にはテスト課題が全て終わっている状態を作り出すことを目標にしましょう。
テスト課題の終了は早ければ早いだけいいです。
成績を上げるポイントは復習で、その問題を重点的にテスト週間に学習することで成績アップにつながります。
最初から1時間勉強するのは苦痛と感じる子どもも多いので、まずは15分、30分と徐々に勉強時間を増やすのもおすすめです。
定期テストの勉強
大事なことなのでもう一度言いますが、テスト週間中に課題が残っていない状況にするのが理想です。
テスト週間は1週間しかないので、やりたい勉強を全てやることは難しく、効率よくやるべきことを選択していくことが重要です。
これは私の実体験なのですが、テスト週間中によく「テスト週間では何時間勉強すればいいですか?」と聞いてくる生徒がいます。
この質問には具体的に答えることが出来ません。
なぜなら、生徒1人1人の勉強内容に対する理解度は全く違うからです。
このため、この質問をされたときに私は「分からないことが無くなるまで、勉強することを目標にしましょう」と答えます。
中学1年生に厳しい答えを伝えているのは分かりますが、テスト週間中にとことん勉強することで2年後の高校受験に活きるような経験を得ることができると思います。
- テスト課題の問題をできるようにする
- 授業で使った教科書やプリントを見直す+暗記する
勉強の基本は下のサイクルを繰り返すことです。
「問題を解く→できた問題とできなかった問題を分ける→できなかった問題をやり直す」
テスト週間中にこれを繰り返していき、最終的にテスト課題の問題を全てできるようにすることができればゴールです。
妥協することなく、すべての問題をできるようになれば、ほぼ確実に全ての教科で80以上を獲得することが出来るでしょう。
続いて各教科の具体的な勉強方法について解説します。
数学の勉強法
数学は暗記科目とは違い、内容に関する理解が求められます。
- 基本的な公式を暗記する
- 学校の問題集(テスト課題になるもの)をやる+その際に、一回目で解けた問題と解けなかった問題を分ける。※ここまでがテスト週間前に終わっていることが重要
- テスト週間中に、一回目で解けなかった問題を全て解けるようにする。実際に手を動かして解けるようにする。
- (時間があれば)全ての問題の見直し→問題を見て解き方を言葉で説明することができればOK
このページではさらに詳しく数学の勉強法を解説しているので、是非読んでください。
英語の勉強法
英語は暗記と理解の両方を求められる科目です。
- テスト範囲中の英語の教科書に出てくる単語の意味・スペルを覚える。
- 英語の教科書の文を全て正しい発音で読めるようにする。
- 英語の教科書の文を日本語で訳せるようにする。
テストにリスニングがあることも考えられるので、単語の発音も合わせて覚えていけるといいですね。
国語の勉強法
国語は何をしていいのか分からない科目ですよね。
ですが、何も対策をせずにテストに臨むことはダメです。
- 漢字の暗記(漢字の専用テキスト+授業で扱った物語・説明文に出てくる漢字の暗記)
- 授業で扱った物語文・説明文を何回か読んでおく。ある程度内容が頭に入っていればOK
- 授業ノートの見直しをする。
国語は安定して高得点を取る事が難しい科目です。そのため、漢字のような暗記すれば点数になる部分で確実に正解することが大切です。
社会の勉強法
社会は単純な暗記科目なので、勉強はしやすい科目です。
やることは主に次の3つです。
- テスト課題に出てくる単語を全て暗記する。(単語問題の対策)
- 教科書を読んで歴史なら流れを理解して、地理なら内容を理解する(記述問題の対策)
- 時間があれば、教科書の隅の方に小さい字で書いてある単語を暗記する。(100点を狙いにいく人向け)
社会は暗記が主となる科目なので、安定して高得点を取る事ができる科目です。
理科の勉強法
理科は内容の理解と、単語の暗記の両方を求められる科目です。
テスト範囲になっている単元によってどちらの割合が多いのか変化します。
- テスト範囲の単語を暗記する
- 計算問題を数学と同じ方法で解けるようにする
計算が多いときは数学と似た勉強方法で、単語の暗記が多いときは社会に似た勉強方法で勉強してみてください。
中学1年に塾や家庭教師は必要?
独学で勉強できれば一番良いのですが、一人で勉強を継続させることは簡単ではありません。
そんな時には塾や家庭教師を利用することも一つの手段です。
- 普段から学習する習慣を作ることができる
- 学校にいる時間以外にも質問をすることができる
- 自習する環境を提供してもらえる
- その子にあった勉強方法のアドバイスをもらえる
自分一人ではできないことも、塾や家庭教師ならサポートしてもらえるので勉強のモチベーションを上げることができます。
ただ塾や家庭教師は料金が高いデメリットもあるため、気軽に利用できないご家庭もあると思います。
今はオンラインで学習できる「オンライン家庭教師」もあり、塾や訪問型の家庭教師に比べて料金が安いので検討するのもおすすめです。
オンラインなので塾に通う必要はありません。
講師も東大や早慶などの大学生やプロ家庭教師など地方だと難しい講師を選べるので、人気が急上昇している勉強法です。
勉強のやる気がでない中学生向けの自宅でできる勉強法
中学生は勉強だけではなく部活動もあるため、日常生活で勉強のやる気がでない子供が多いです。
勉強する時間がない⇒勉強がわからない⇒勉強のやる気が出ない
学校の授業についていけなくなると、モチベーションが低下して勉強が嫌いになってしまいます。
勉強のやる気を失った生徒のやる気を引き出すには、「自発的に勉強する環境を作る」ことが重要になります。
よほど勉強が好きな子供でもなければ、普段から自発的に机に向かって勉強することは難しいと思います。
この時期の子供には、親が無理に「勉強しなさい!」と言っても逆効果になることも多いので注意しましょう。
タブレット教材などは、15分だけなどスキマ時間を利用して勉強できるので、無理に勉強をされられている感がなく勉強が好きになったという子供も多いです。